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売るためだけに産ませない
2018 / 06 / 20 ( Wed )

ブリーディングの目的はブリーダーによって様々です
商売目的や生活のための商業繁殖もありますし、犬質向上のための
ブリーディングもあります 前者は全てパピーミルか悪徳ブリーダーで、
後者こそがシリアスブリーダーであるかのように誤解されがちですが、
私は一概には言えないと思っています ここに多くは書きませんが、
ショーを勝ち上がるための、派閥や損得勘定が絡んだドロドロした汚い世界を
イヤと言うほど見てきました。犬質向上をオモテ看板に実際は名声やお金目的の
ケネルが、国内にとどまらず諸外国にもどれほど多いか、トップブリーダーと
称賛される方々の中にも犬作りやショーイングで精神的・経済的・体力的に
追い詰められる人が相当数いる事も知っています。

繁殖目標が犬質向上と言っても、それもまた様々です
犬種スタンダードに則った犬を作るために心血を注ぐブリーダーもいれば
ショーリングを走らなくてもわが家のチャンピオン(つまりペット)を
求める方々にお応えすべく、健康で欠点無く、遺伝子面でも健全な犬を作るために
一生懸命なブリーダーもいます。私は基本色では前者であり、レッド系では後者です
ショードッグ作りに没頭していた頃の話は(今は当時ほどではありません)さておき、
より良い家庭犬をコンスタントに作り出すのもそれなりにとても大変です
何も考えず、ただ「プードルの子犬」を産ませるだけなら、どれほど気楽でしょう

プードル人気に火が点き、今よりもっともっと高値で売買されていた頃の話ですが、
目の覚めるような濃いレッドで毛量もあり、お顔も可愛く、骨格構成も良く
「こーれは高く売れそうだな~」 と仲間達が絶賛してくれる様な、非の打ち所がない、
年に数頭も生まれてくれない美しい子犬を私は絶対に売りませんでした
産まれてくれた子犬のうちで最も可愛く、質の良い子犬はことごとく残してきました
これが簡単なようで、実は繁殖者にはなかなかできない事なんです
目の前の(当時なら簡単に)数十万円になる(であろう)子犬を売らない判断・・・。
当時は人気スタッドドッグ(パパわん)の交配料もハンパなく高かったですから
どの繁殖者もやっぱりお金が必要でしたから
さらにあの頃は「産めよ、殖やせよ」状態で、繁殖者達は「数を産む」大きなメスを
競って導入したものでした。「数は生まなくて良い」との考えから小さなメスを残す
当ケネルの方針は「損だ、バカだ」と言われもしました。しかし、一度大きなメスを
導入したら(その遺伝子を持ち込んでしまったら)、あとあと小型化させるのが
容易では無い、というのが私の考えです。 目先のお金欲しさに繁殖ポリシーを
曲げて子犬を売っても私は少しも嬉しくないし、満足感も得られなかったでしょう

そのようにして自分の目に適う、納得できる子犬をだけを厳選して残し、
一昔前とは違う、新しいタイプのお鼻とアンヨが短く、ボディサイズがコンパクトな
プードル、お目目が大きく、お耳の付き位置が高く、クマちゃんフェイスの
「ぷ~どる♪ガーデン」らしいお顔を作り上げてきたと自負しています
色々なホームページをご覧になる方はお気づきだと思いますが、子犬のお顔には
そのケネル特有のハッキリした特徴が現れます いわゆる「~らしさ」ですね
(良きにつけ悪しきにつけ、ケネルに特徴が無いとダメじゃないかな~?)
自分好みのプードルを集めてブリーディングを重ねるわけですから、
容姿の特徴が固定してくるのは当然と言えば当然ですね。(ショードッグも同じです)

このようにして長年、試行錯誤しながら「私好みのプードル」を作り上げ、私の子犬が
こうしてたくさんの方々から評価を頂戴しますのはブリーダー冥利に尽きます
リングで審査員に評価されると 飛びあがるほど嬉しいのと同じように、
今は私の子犬を選んでくださる皆様から大きな喜びと充実感を頂いています
当ケネルから子犬をお迎えくださった方々から寄せられるたくさんのメールは
展覧会のトロフィー同様、私達のやりがいの源となっています

レッド系は小さくても毛量のある子犬に改良すべく、チャンピオンやその直仔を用いて
まいりました。努力の甲斐あって、小さめサイズにありがちだった貧毛や軟毛が
大幅に改善され、小さな体にボリュームコートの子犬をコンスタントに作出できるように
なりました今後も皆様に喜んで頂ける様、「ぷ~どる♪ガーデンから子犬を迎えて
本当に良かった 」と一人でも多くの方に思って頂けるように頑張りたいと思います


展覧会の審査員でトリミングスクールの理事長でもある友人のケネルを初めて
訪問しました。遠くから見ると白い花が一面に咲いているようで、近づくと
なんとなんと、コンチネンタルクリップの真っ白なトイプードルがいっぱい
画像をお見せできないのがすごく残念です~
さすがにショーで優秀な結果を維持し続けるにはこれだけの頭数が要るんですね。
私の大好きなシルバーもいました。子犬が生まれたらぜひ譲って頂けるように
伏してお願いしてきましたよ。もちろん、ケネルに残留させます
インターチャンピオンも見せて頂いて、目の保養になりました
基本色だけはどうしても譲れないですね。
ケネルネームを背負ったいわゆる「ど・ペット」ちゃんは世に出したくないと思います。



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