fc2ブログ

小さな子は怖い?


時々、大きな誤解をなさっている方が居られますので
正解を書きますね。

当ケネルのぷぅちゃん達のほとんどは成犬時1kg台、
大きい子でも2kg台前半に収まっています。
当ケネルで お譲りした子犬の成犬時体重
当ケネルにおける トイプードルの体重の推移

この記事は2017年に作成しました。



トイプードルの平均的な子犬は、
セリ市場に出荷される週齢(生後50日くらい)で、1kgを超えます。
ホームページの子犬説明に記載通り、
生後70日のトイプードル子犬の標準体重は1.5kg~2kg程度です。
ショップでは生後50日で400g台の子犬をマイクロティーカッププードル、
同500g台をティーカッププードルと称して販売するのが一般的、、、です。


飼い主の皆様は実にたくさんのホームページをご覧になりますから、
他所様の子犬と比べて、私のぷぅちゃん達がとても小さく、
将来も小さく仕上がる可能性が非常に高いことをよくご存知です。
小さなプードルは本当に可愛いです。
小型犬でも3キロを超えると抱っこで腕が痛くなったり、痺れたり、
肩が凝ったりします。運ぶ時などはケージの重みも加わって、
若い方でも片手で長時間は無理です。
高齢化が進む日本では先々、年配の飼い主様も増えるでしょう。
1キロの体重差はとても大きいです。
排泄の始末も大変です。2キロと4キロでは食事量も排泄物も2倍です。
吠え声も当然、体に比例して大きくなりますし、引っ張るチカラも強いです。
4キロのプードルに引っ張られて、散歩中に骨折した年配者が居られました。
カラダの大きな子は性格が大雑把で、体力が有るのかも知れませんが、
私はやっぱりカラダの小さなプードルの方が好きです。


しかし、中には「小さな子は心配で ・・・ 」 と誤解する方がいらっしゃいます。
小さな子、って何でしょう?
確かに、生後45日頃までの「月齢が行かない小さな子」 は心配です。
感染症にかかりやすいですし、体温調整も未熟で繊細な管理が求められます。
なので環境省も、販売可能週齢を従来の生後42日から49日(現行)に、
今後は生後56日を過ぎなければ販売できなくなります。

しかし、しっかりご飯を食べ、判断力が付き始め、走ることが出来て、
社会性も概ね身に付けた生後70日(生後3か月)になった子犬で
単純に(遺伝的に)ボディサイズが小さい子犬を
育てにくい、怖い、と考えるのは明らかな誤解であり、偏見です。

デカぷぅしか作れない同業者は「ティーカップは未熟仔、低体重仔」であるとの
間違った考えを普及させようと忙しいようですが。
実際、ヒトと違ってイヌの未熟児は育ちません。低体重仔しかり。
出産がわずか2日早まっただけでも毛も生えておらず、
仮に生まれたとしても(どんな手段を講じても)早産で生まれた子犬が
絶対に育たない事など、経験を積んだブリーダーなら誰でも知っています。


小さな仔が短命と言うのも誤解です。
スタンダードプードルより、トイプードルの方が遥かに長生きです。
経験から、平均寿命に1.5倍~2倍ほどの差が有るのでは?と思います。

小さな子が骨折しやすい、脱臼しやすい、と言うのも間違いです。
体重が重い大きな子の方が複雑な骨折、重篤な脱臼を起こします。
人間も同じです。体重が軽い子供が軽症で済んだのに、
おとなが大事故・大ケガになった例はいくらでもあります。

気を付けることは
同胎を見て、1頭だけ小さな子犬を選んではいけないという事。
子宮内の着床位置が悪く栄養が行き渡らなかったり、
何らかの先天的疾患を持っているか、または口内や消化器・内臓系の異常で
ミルクを吸う力が弱いのかも知れません。
そういう子犬を「ティーカップ」だのと もてはやして高値で売買されてしまうから
そういう子犬を買った人からのクレームで
小さい子=弱い子、という誤解が広まったのかも知れませんね。

当ケネルの小さなぷぅちゃんは3代以上前からボディサイズの小さな両親だけを
ラインブリード配合で生まれています。
「インブリード(近親交配)を繰り返せば、誰でも小さな個体を作れる。」と
知ったかぶりで話す人がいますが、一部のショーブリーダーを除き、
パピーミルでもそんな大損をするような真似はしません。
インブリードは流産や奇形を誘発しますし、
せっかく(年に2回の)ヒートが来たメスに、みすみすリスキーな交配をして
出産機会を棒に振るなど、商業ブリーダーなら尚更、絶対にやらないでしょう。

小さい子を迎える時は生後日数となぜ小さいのか、その理由を
ブリーダーにしっかり確認なさるよう、お勧めします。


なお、プードルの生後日数を見る時には毛量と被毛の長さが参考になります。
昔のいわゆる「雑種犬」は歯を見ましたが、今は小型犬ではアテになりません。
チワワやプードルなど超小型犬で乳歯の萌出が遅い個体は珍しくありません。
お耳がホッペに貼り付いたようなカタチの子犬は多分、生後2か月未満でしょう。
遊び方や動きも判断の目安になります。

最近は子犬体重を表記せず、
どう見ても800g~1kgは優に有りそうな子犬を「タイニーサイズ予想」と偽って、
臆面もなく販売している個人ブリーダーを散見します。
子犬体重ははっきり聞く事、お迎え時にも目の前で計測してもらうと良いでしょう。
扱いやすいサイズの子犬と生涯にわたって楽しいプードルライフを過ごすためには
それくらいは聞いておくべきですし、ブリーダーも表記するべきだと考えます。

▲このページのトップへ戻る

カテゴリー

フリーエリア

検索フォーム