FC2ブログ
災害に備える
2018 / 07 / 18 ( Wed )

2年前の熊本地震では約2500頭のペットが被災し、
飼い主が見つかっていない犬は、いまも県に保護されたままになっています。

昨年3月の環境省報告によると、
震災後に県内で保護収容した「被災ペット」の数は、犬 1094頭、猫 1405頭
このうち、元の飼い主が見つかり返還できた数は犬 400頭
に至ってはたった11頭にすぎなかった、とあります。

長引く避難生活や仮設住宅への入居などを理由に、
捨てられてしまったペットも少なくないと思います。
災害後、私たち飼い主には何ができるのでしょうか。

東日本大震災の時、私も犬のお世話をするボランティアに参加しましたが、
飼い主とペットがはぐれてしまったケースが大変多かったように記憶しています。
この経験から、「災害時のペット同伴避難所の開設」を求める活動が行われ、
集まった多くの署名を環境省に提出しました。
それで、環境省は大震災以降は災害が起きた時、ペットもともに避難先に
連れていくこと(同行避難)を原則とするよう、呼びかけています。

家庭で飼われている犬猫の数は(環境省によると)2000万頭弱、
今や、15才以下の子供の数より多いです。
そのような中、ペットと同行避難してきた方々も気兼ねせずに過ごせるよう、
避難所の少しの部分を区切って頂けたらいいな、と思います。

環境省からは「ペットショップやブリーダーなど犬猫の販売者は
災害時に飼い主が犬猫とスムーズに同行避難できるよう、
日頃からクレート内でストレスなく、おとなしくする訓練をしてから
新しい飼い主に(犬猫を)渡すように・・・ 飼い主にも引き続き、
同様の訓練が必要な旨を充分認識してもらうように。」
と指導されます。

当ケネルは指導に従い、熱心にクレートトレーニングをしていますが、
ペットショップはもちろん、たいていのブリーダーはそんな面倒な訓練は
しないでしょうから、お迎え後に飼い主様が教えてあげてくださいね。
普段から吠えないように躾けたり、クレート(ケージ)に素直に入れて、
クレートの中で静かに過ごせるような子なら、周囲にご迷惑をかけずに
同伴避難(飼い主と同じスペースで避難生活を送る)ができますね。

※熊本地震では「同行避難」の認知はある程度されていたものの、
受け入れ側の問題から、避難所で飼い主とペットが
同じスペースにいられる「同伴避難」ができず、壊れた家に
戻らざるを得なかったり、車中泊を選んだりする人が多かったと聞きます。

環境省 人とペットの災害対策ガイドライン
クリック  ご興味がお有りの箇所だけでも、ぜひお読みくださいね


災害時のペットの避難は「自助」が基本です。
飼い主には普段から、下のイラストを参考に、災害時に備えましょう。
1週間程度の食糧や水、医療品などの物資を揃えておくこと。
飼い主がわかる迷子札や鑑札などを普段からつけておくことも重要です。
環境省動物愛護管理室の担当者は
「災害が起こった際は必ず連れて逃げてください。どう避難したら良いかなど、
もしものことを普段から考えておく必要があります。」とおっしゃっていました。

2018715.jpg


message 【考え方】 admin page top↑
* HOME *