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同価格の子犬でも
2018 / 09 / 22 ( Sat )

ショップで30万円で売られている子犬と、ブリーダーが30万円を提示する子犬。
どちらが良いか、お解りでしょうか?
ショップで30万円で販売される子犬のセリ市落札価格はせいぜい5~6万円。
手数料を引かれてブリーダーが手にするのはせいぜい4~5万円くらい。
「その値段でもいいや。」と思えるブリーダーがセリ市に生体を出すんです。
セリ市仕入れはしない、ブリーダーを選んでいる、というショップさんも同じです。
決められた曜日に、指定された場所にブリーダーが生体を持ち寄り、
そこでバイヤーに値踏みされ、ほとんど(ショップの)言い値で買い取られます。
50万円で販売されている子犬の買い取り価格はせいぜい7~8万円でしょう。
(私が尊敬する先輩ショーブリーダーが自身のケネルネームがついた仔を
どうしても30万で、、と請われたので、膝蓋骨グラグラの子犬を卸したそうです。
その子犬は180万で都内某店舗で販売されたそう。両方とも悪質
※セリ市場から仕入れない、、って詭弁です。
セリ市に出荷している同一繁殖者が生体を持ち込むのですから、仕入れ担当者が
セリ市に出向くか、ブリーダーがショップに(生体を)持ち込むか、の違いだけです。
ブリーダーって全国にそんなに多くは存在しません。直譲、卸のどちらかです。

セリ市への出荷や大手ショップの提携ブリーダーになるような繁殖者は
犬猫を売って生計を立てる方々で、その多くが「パピーミル」と呼ばれています。
パピーミルが産ませた生体を何も知らないお客さんが買っていく。
実は原価(仕入れ価格)はものすご~く安いんです。
原価を抑えて大量生産された生体を買うのは「ショップを儲けさせる」だけで無く、
無責任な飼い主を増やし、延いては殺処分の片棒を担いでいる事になります。
安いエサ、劣悪な環境、母体の酷使、、などから子犬が受け続てきた悪影響も
計り知れず、社会化や躾けなど、出来るはずもありません。
「ショップから生体を迎えるのは止めよう。」と声高に叫ばれる理由はこれです。

直譲できるブリーダーは直譲だけでケネル運営ができるわけですから
たくさんの方に「良いブリーダー」と認められている証拠になりますね。
いつも良い管理をして、良い子犬をお譲りしているから口コミやリピーター様や
紹介が多く、ケネルの犬質を長く維持できるわけです。

このような直譲ブリーダーが30万円を提示する子犬は、衛生面や健康管理、
食事や運動に充分手を掛けられ、目が行き届く環境で健全に育てられています。
でもなぜ、これができるブリーダーと出来ないブリーダーがいるか?
これこそが繁殖スタンスの違い、ブリーディングの目的が犬質向上か、お金か、
つまり、犬猫を売って生計を維持しているか否か。この違いだと思います。
同じ30万円で子犬を迎えるなら、元々が二束三文のパピーミル出身の生体より、
愛情を込め、丁寧に育てられた子犬の方が良いに決まっていますね。



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