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飼いやすいのは男の子? 女の子?

子犬を迎える時に男の子にするか、女の子がイイか、迷うところですね。
どこのショップでも男の子の方が多く、価格も(女の子より)お安いです。
でも、これは決して“男の子より、女の子の方が勝る”からではなく、
出生比率で男の子の方がやや多い事と、繁殖者が女の子を残す傾向に
ある(犬猫セリ市場に出荷される数が少ない)、などの理由によります。
男の子と女の子、どんな違いがあるのか、私の感想を書いてみます。
※記載事項はあくまでも“傾向”であって、断言するものではありません。

男の子はストレートに愛情を表現する“飼い主様、命”クンが多いです。
いつまでも赤ちゃん赤ちゃんしていて人に対しては超甘えんぼ
一途な純真さを表してくれるぷぅちゃんをお求めの方にお勧めします。
また、いったん決まった上下関係を忠実に守るので、躾けも入りやすく、
多頭飼育に向きます。女の子・男の子を一緒に飼う場合では、
何でも女の子に譲ってしまう男の子が圧倒的に多いですね
男の子は縄張り意識が強い=気が強い、と誤解されがちですが、
今の男の子はテリトリー意識が低い(というより殆ど無い)子が多いです。
昔の日本犬のように自由に野山を駆け回り、片足を高々と上げて
電柱にマーキングの図・・・はまず、ありません。また、
マーキングとは他の犬のニオイが付いた場所に、自分のニオイを上書きして
テリトリーを守る行為ですから、他の犬のニオイが無い室内では起きません。
室内で排泄してからお散歩をするように躾けられているわんちゃんは
屋外で足をあげておしっこをする事はありません。
当ケネルでも屋外排泄させず、性格がおとなしい男の子は、成犬になっても
座っておしっこをします。(お迎え頂く時期は座って排泄します。)
このように、排泄やマーキングに対する間違った思い込みから、
男の子を敬遠する方がいらっしゃるのはとても残念です。
また、小さなサイズのプードルでは食事に気難しい子犬が多いとされますが、
これは女の子に多く見られます。男の子は概ね、食事に手がかかりません。

骨格・顔つき・体力において男の子が勝る、という説もありますが
大型犬はその通りですが、プードルなどの超小型犬には当てはまりません。
女の子の方が小さくておとなしい、という事は100%あり得ません。
小型犬において、これらの特質は性差よりも個体差です。
性格は個体差(つまり、生育環境)によるところが大きいですね。
ただし、被毛の差は顕著です。(特に成犬になってから)
生き物のオスはすべて、メスに比べて毛ヅヤが良く、毛量も多く、
美しい被毛を持っています。(ライオン・くじゃく等が解りやすいです。)
犬にも同じことが言えます。被毛は女の子より男の子の方が優れています。

一方、女の子は赤ちゃん時代からおとなびた性格の子が多いです。
いわゆる“おませちゃん”です
テンションのアップダウン(好き嫌い)が激しい傾向もあります。
いつも飼い主さんの目を気にしていて、愛情表現も控えめです。
じっと見る子が多いので、見つめられるのに弱い飼い主さんには、
たまりません。飼い主さんの行動パターンを覚えて、先回りして
行動するといった洞察力に優れるところもあります。

飼い主様から興味深いお話を聞きましたのでご紹介します。
男の子は市販されている「マナーベルト」着用中はオシッコ(マーキング)を
しないそうです。まだ躾けが完璧でないワンちゃんや緊急時には助かりますね。
俗にいう≪うれション≫が女の子に多い、とは聞いていましたが、
マナーベルトを着用すると男の子の≪うれション≫は完璧に防げるそうです。
躾けが完了すればベルトなしでもお行儀良くできるのだそうです。
お困りの方、ぜひお試しくださいね


ここからは訓練士さんの話です。
女の子は一頭飼いでも環境しだいで上下関係をあまり守りません。
女の子同士の多頭飼育では、順位が決まりにくいので、ちょっとした
小競り合いが時々あります。
自分が一番に愛されていたい面があるので、気の強い女の子ですと
二頭でだっこするのを許してくれないこともあるようです。
男の子女の子混合の多頭飼いでは、女の子の方がボスになりやすいです。
また、賢すぎてイタズラをしても「私じゃないわよ」という顔をする子も
いるそうです。感情が絡む躾けには忍耐が必要で、飼い主さんには
リーダーの自覚が常に不可欠です。
同じケネル出身の子犬は生育環境が似ている事から、早く馴染みやすいと
考えられています。

いかがでしょうか?子犬選びの参考になればうれしいです。

この記事は2015年3月に作成しました。


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どこから子犬を迎えるか

一昔前までは街中に小鳥や金魚と一緒に子犬を売るお店があって、
犬の種類も今ほど多くはなく、そこで見かけた子犬を
家族に迎え入れるというのが一般的でした。
仕入れルートは(お店から)子犬を買ってくれた家庭で生まれた子犬を
買い上げたり、繁殖業者からセリ市場を通して買い付けたり、、
ブリーダーという言葉すら一般には知られていませんでした。

しかし、インターネットの普及により、人々は自分の子犬が生まれた経緯や
育った環境を知りたいと思うようになり、加えて陳列販売の弊害も叫ばれ始め、
今やブリーダーから迎えるのがトレンドのようになっています。
さらにブリーダーの中でもたくさんの繁殖犬をかかえ、大規模ブリーディングを
行う業者は「パピーミル」と言われ(実際は殆どの場合、そうでは無い)、
ブリーダーから買う場合も、シリアスブリーダーや家庭繁殖を選ぶようにと
まことしやかに書かれていたりします。
何を基準に子犬の入手先を選ぶかは買い手様の価値観しだいですし、
メリット・デメリットについては私のブログでも別ページで書いていますので
時間がお有りの方はお目通し頂けたらと思います。

ただ、ひとつだけお願いがあります。
一般家庭繁殖が最善だとお考えの方が大変多いのはとてもありがたいのですが、
メリットだけをお求めになる方が多くて、戸惑うことがあります。例えば、
来舎や見学についてショップレベルのご要望を頂きましても、お応えできません。
また、分譲の実態は個人間売買です。あらゆる面で【対:大手ショップ】並みの
サービスを一般家庭の愛犬家にお求めになられましてもそれは無理です。


話は変わりますが・・・
展覧会で仲良くしているブリーダーやご指導頂いている審査員の先生方の中には
先に書いたような大規模繁殖をなさっている方が少なからずいらっしゃいます。
ケネルの内部は柴犬サイズの成犬がどうにか体を一回転させられるほどの
金属製の檻がタテに4~5段ほど積まれ、そんな「タワー」が繁殖規模により
ヨコに20~50ほど立ち並ぶのが、私が見せて頂いた限りでは平均的でした。
犬は檻に入れられたままかと言うと、そうではありません。良い繁殖のためには
運動と日光浴が不可欠ですから、日中は運動場に出て遊んでいます。
ただ、ちょっとかわいそうかなと思ったのは(排泄物が受け皿に落ちるように)
檻の床がアミすのこになっています。なので、肉球が痛そうだな、と・・・。
子犬もすのこの隙間に足が挟まって歩きにくそうでした。

家庭繁殖でもたいていのブリーダーさんは排泄物の処理に新聞紙を使います。
新聞紙そのままの人、細長くちぎって敷く人、ショップのようにちり紙を
敷く人もいます。が、当ケネルの様にタオルを使うブリーダーは少数派です。
理由・・・清潔維持にものすごい労力&コストがかかるから
一枚一枚手で洗って消毒薬剤に浸し、一定の時間日光消毒しなければなりません。
汚れたらすぐ替えるので最低でも子犬1頭に1日8枚、成犬でも2枚は使います。
当ケネルにご来舎の際には庭に大量のタオルが干してある様子をご覧頂けます。
タオルを使うとまず第一に犬が喜びます。新聞紙よりふかふかして気持ちが良い
のでしょう。ペットシーツとの境界もはっきりしていますから、トイレも
早く覚えてくれます。ケージにあたたかいフリースを敷き、その上にお日様を
たっぷり吸いこんだタオルを敷いてあげると、どの子も気持ちよさそうに、
寛いでくれます。犬は快・不快(清潔・不潔)がわからない、なんて言う
ブリーダーがいますが、そうではありません。むしろ、よ~く解っています。
ちなみにタオルも普通のタオルじゃだめです。
子犬のちっちゃな爪が織物の目(ループ)に引っかかってケガをさせてしまう
ことがあるからです。子犬の管理は本当に繊細なんです。

またまた余談かも?ですが・・・
画像だけで子犬を選ぶ時、管理の良し悪しが最もよくあらわれるのが「ツメ」。
爪が伸び切っている子犬はまずロクな管理がされていません(断言できます)。
足裏(肉球)の間の毛も切ってあって当然です。両親のツメも良く見てください。
それから涙やけです。白やアプリなど薄いお色の子犬は足先にも注意です。
足先や股が黄ばんだ子犬は排泄物の管理が徹底していません。
それから臭い。これは100%ダメです。
ショップやブリーダー宅には臭いがあるのが当たり前、ですか?
違いますよ、管理が怠慢だから臭いが出るのです。
当ケネルへぜひいらしてください。内部へは衛生管理上ご案内できませんが
子犬をご覧頂く部屋の隣が子犬室、奥が母子室です。
24時間管理が必要なママわんと子犬は私達と同じ居住空間で過ごしていますが
臭いはありません。

子犬を迎える選択肢は一昔前に比べ、飛躍的に増えました。
ショップ・仲介業者・大規模ブリーダー・一般家庭繁殖、、、
それぞれのメリット・デメリットを良く勉強なさいまして、ご自分に合った
お迎え方法をよりよく調べてお選びになりますようにお勧めします。

最後に・・・
ネットを“きっかけ”に子犬をご検討頂く場合、疑問点や不安に感じる所は
あれこれ思い悩むよりも直接電話でお尋ねになればすぐ解決すると思います。
心配な方は気軽にお電話くださいね。どんな小さな事でもお答えできます。 




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もっと高くても良い、と言う意見

情報収集も兼ねて、時々ですが
yahoo知恵袋 「イヌ」カテゴリー を訪問します。
一般の飼い主様からの投稿がほとんどなようですが、
たまに獣医やブリーダーからの投稿もあって楽しく読ませて貰っています。
躾けや育て方など、参考になる経験談もたくさん投稿されていますので
困ったり、悩んだりした時には参考になると思います。

先日、カテゴリーランキング1位の質問に
最近の生体価格高騰を嘆く こんな投稿 が有りました。
まさに 回答者の皆様が仰る通りだと思いましたので引用してみます。

ちなみに回答と似たような記事を私もブログに書いています。
高かろう、悪かろう
高値安定の理由
法改正に伴う価格上昇
分割払いで購入した子犬

質問
ペットの販売価格が高騰して嫌気がします。
購入を考えてますが、購入先で検索するも『犬 激安』と入れると
安くもないペットショップの広告だらけで困ります。
『犬 ブリーダー』と探してもペットショップしか出ません。
しかも最近はペットを商品金融のように
信販へと導くペット販売方が盛んで金額も跳ね上がってます。
借金苦でペットを手放す人もいるみたいです。
良い解決方法はありますか?

回答 ①
ペットの価格はもっと高くするべきで、ブリーダーや販売業者には
もっと厳しい規制を設けるべきかと思っています。
金銭的に余裕がない人がペットを飼い、のちに飼育できなくなったり
劣悪な環境で飼育されたりということを防ぐ目的です。
ペットを飼うには源泉徴収票などで一定以上の収入が証明されないと
飼えないようにするのもいいと思います。
ペットが高額で売買されるようになると悪質なブリーダーなども
増えると思いますので、こちらに関しても国家資格などがないと
繁殖できないなどの規制が必要かと思います。
もしくはペット税などを導入してその分公的なペットホテルや
ペット用施設をつくるのもいいかと思います。
とにかく、ペットとはいえひとつの命です。
高すぎるということはないと思います。
14人がナイス!しています

回答 ②
ペットはもっと高くても良いと思います。
毎日しっかり世話をして心身ともに健全な親犬を育て、
1キロ1000円~3000円程の餌を与え、ワクチンや健康診断、
各種遺伝子疾患や伝染病の検査を行い、
生まれるのは年に0匹~多くて6匹程度。
小型犬は平均1~3匹しか産まれませんし、
死産、不受胎、不妊症も普通にあります。
交配料は5万~20万、小型犬やブルドッグは帝王切開も多く
手術代は激安獣医で5万~、通常は10万~30万です。
そんな状態で激安で販売出来るのがおかしいと思いませんか
確実に赤字です。 可愛い愛犬を命の危険に晒し、
自分の時間も大幅に削り無償奉仕、そして見ず知らずの他人に
子犬を激安で売るって、そんな奇特な人が居ると思いますか
激安に出来るとしたら、ケージに閉じ込めっぱなしで激安フードを与え
ワクチンや各種検査は一切行わず、遺伝病も気にせず、
犬種のスタンダードを無視して出来るだけ巨大な母犬を使い
数多く産ませようとする悪徳ブリーダー(パピーミル)だけです。
健全に育てられた犬の子犬が安い方がおかしいのです。

最近は動物愛護法の改正もあり悪徳ブリーダーが減って来ています。
犬猫の事を思うと、このまま高いままで良いですし、
ローンで動物を買うのもやめて欲しいです。
11人がナイス!しています

回答 ③
値上がりはコロナ需要もありますが、
ペット販売の規制強化のせいも あるんで、
しばらくは高値が続くかと思います。
というか たぶんもう安くならないかも
安いほうがよければ譲渡会か里親募集で気長に探しましょう。
4人がナイス!しています

回答 ④
犬の生体価格が上がっていることは、それで良かったと思いますし、
ローンでの購入はできないようにした方が良い
とも思っています。
動物医療は人のようなありがたい保険はありません。
ペット保険は高いか、安いとそれなりです。
かけずに貯金する方が良いと判断する人もいますが、どちらにせよ、
犬にかけられるお金をそれなりに持ってないと賄えません。
犬の飼育には、かなり費用がかかりますので、
ローンでないと買えないような経済状況では破綻するのは当然です。
生体代が高い方が目安として機能するのでちょうど良い。
7人がナイス!しています

回答 ⑤
犬を購入するのは構わない。
しかし終生飼育ともなれば飼育費用もかかる。
解決方法はあなたの経済状況次第。
信販など利用して借金してまで犬を飼うべきなのか
よく熟考していただきたい。犬の飼育に「金」は必要なのだ。
2人がナイス!しています

  
  

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体重表記について

今まで、10g単位で体重表記を行ってまいりましたが、
一部の 異常なお問い合わせへの対応に苦慮させられた経験から
今後は体重表記を 〇〇g台、、と変更いたします。

苦慮させられた具体的な例として
「体重400gなら飼いたくない。340g以下の子が欲しい。」
「290gなら要らない、250g以下、体高9cm以下の子を探している。」

等々、体重や体高に異常なほど神経質な方からの問い合わせが多く、
ブリーダーとして不快極まりない思いを少なからず経験しましたので
このような 飼い主排除 が変更の目的です。

※当ケネルの子犬は相対的にボディサイズが小さいですが、
他所様と比較せず、当ケネルのホームページだけをご覧の方は
《判断基準》 が世間一般から大きく逸脱してしまい、
生後70日で 300g ~ 500g が当たり前だと大きな勘違いを
なさっている方が非常に多いように感じます。
そもそも、生後70日超で体重500g台、、そんな小さな子犬は
全国をかなり熱心にお探しになりましても、そうそう居ないのですが。

従いまして、「体重500g台」 表記ついて
「500g台とは510gなのか、590gなのか?」
・・・ と言ったご質問にはお答え致しません。
510gなら飼うけど、590gなら要らない、と考える飼い主様は
当ケネルと価値観が一致しません。
体重だけが子犬選びの全て、だと考える方は
他所様をご検討ください。


まだ 生まれて70日ほどの子犬体重が
数十グラム重いか、軽いかだけで子犬を選ぶ方には
私の子犬を 絶対に お譲りしません。


ちなみに、生後3か月に入った子犬の体重が500g台、というのは
ペット業界では一般に 「マイクロティーカップサイズ」 と呼称されます。
※多くのサイトで そう記載されていますので、自身でご確認ください。
平均的なトイプードルの子犬は生後3か月で2キロ近くあります。
タイニーサイズで1500gくらい、ティータイニーサイズで1キロくらい、
と言うのが、ブリーダー達が考える標準体重です。
500g とは、平均 150g ~ 200g で生まれるプードルの子犬が
生後 4週間 ~ 6週間 ほどで達する体重です。


このように書くと、また誤解する方が多いので明記しておきますが
当ケネルの子犬は生後70日で500g台だから、
一般にペットギョーカイで言われる指針に照らし合わせて
「ティーカップサイズです。」 とは、どこにも記載しておりません。
当ケネルでは どのサイズバラエティーにおいても、
将来サイズを明言しておりません
ので
誤解の無いようにお願いします。

「ぷ~どるガーデンが体重を細かく書かなくなったのは
将来(小さくおさまる)自信が無いからだ。」とか
物事をナナメに捉える思考回路の方も他所様でお迎えください。
ぷ~どるガーデンは神では無いし、嘘つきでも無い ので、
人間で有る以上、どんな子犬に対しても将来サイズは確約できない、と
正直に申し上げているだけ です。
プードルと一緒に暮らす幸せや生き物が私達に与えてくれる喜びは
ボディサイズとは無関係です。生き物と共に暮らす上で本当に大切なのは
愛されて育つ中で形成される健全な性格や丁寧に躾けられた生活習慣、
聡明な頭脳と健康なカラダです。
 

この記事は2020年1月に作成しました。


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人間に答えられますか?

「この子犬は将来、どれくらいの大きさになりますか?」


犬種を問わず、ブリーダーを名乗る人で
この質問を受けた事が無い人はいないでしょう。
より小さく仕上がってほしいチワワやヨーキー、
もっともっと大きく育ってほしいグレートデンやボルゾイ、
規定サイズの上限いっぱいにおさめたいシェルティー、などなど・・・。
ショーブリーダー達はどうやって子犬を大きく(または小さく)
犬種それぞれの理想体型に育てあげるかに頭を悩ませます。
ショーブリーダーの多くは「犬は人間が作っていくもの」だと考えます。


冒頭の質問に私は次のようにお答えします。
「それは、私達人間にはわかりません。神の範疇です。」
ご見学者様の中には意外な答えに「えっ?」と戸惑った表情になる方も
いらっしゃいますが、たいていの方は「そうですよね。」と納得してくださいます。
Only God knows ・・・ 「神のみぞ知る」
子犬の将来サイズは神様だけが知っている、
のです。

ブリーダーがお話できるのは
 1.出生時体重
 2.お引き渡し時点における正確な体重
 3.子犬が産まれてからお迎え頂くまでの体重の推移
 4.両親犬の体重とサイズ
 5.知り得る限りの先代祖の情報     ・・・ これだけです。

これらをお伝えしたうえで、経験を踏まえた≪予想≫はお話します。
あくまでも≪可能性≫です。≪確率≫と言い換えても良いでしょう。
当たればラッキーです。ブリーダーが話した予測サイズをご自身の脳内で
勝手に≪確定≫させてしまわないように
お願いします。

ブリーダー間でよく言われるチェックポイントとして。

 鼻が小さい子は大きくならない。
 肉球が小さな子は大きくならない。
 華奢な子は小さく仕上がり、骨量豊かな子は大きくなる。 ・・・ など。

あとは 飼い主様のご判断 です。
他のブリーダーの所で見た同じ月齢の子犬の体重は800gだった。
ぷ~どるガーデンの子犬は400gだから、将来大きくならない可能性は
400gの子犬の方が高いかも知れない、、、
あの子は骨太で見るからに大きくなりそうだったが、この子は細っそりしている、等々。
ブリーダーは自分の子犬しか知りませんから、たくさんの子犬を
見学なさっている買い手様の方がむしろ、良くご存知
だと思います。



子犬の将来サイズを繁殖者に聞いてみたい気持ちは解ります。
けれども、それは 愚問 です。
答えられるブリーダーが居たとすれば、その人は」か「大うそつき」です。

貴女のお子様について考えてみてください。
4kgで生まれた赤ちゃんと2kg台で生まれた赤ちゃんを比べるなら
2kgの赤ちゃんの方がなかなか大きくならないだろう、と思いますね?
けれども、それぞれの赤ちゃんがハタチになった時に
身長何センチ、体重何キロになるのか、答えられますか?
実の親でも自分の子供が成人した時の身長・体重の予測ができますか?
おじいちゃん・おばあちゃん・ひいおじいさん・ひいおばあさんまで
あるいはその先まで知っていたとしても予測は困難ですよね?
身長2メートルにはならないと思いますよ、くらいなら答えられますが。

きょうだいはどうですか?
兄と妹、ほぼ同じ体重で生まれ、同じ食生活で育っても
片や180cm、片や150cmってことも有ります。わが家がそうですから。

このように、生まれて間が無い動物の成長後の姿を予測する事は
人間には不可能 です。
わかりません 」とお答えするのは無責任でも何でもなく
極めて正直な答え
だと私は考えます。


犬は人間が作っていくものです。
食事量を増やせば増やすほど動物はタテにもヨコにも成長します。
これは生理現象であり、自然の摂理です。
子犬時代に適正量を超えたフードを与えられて育った子犬は
骨格からグングン大きくなります。
「幾ら食事を与えても太りはしてもサイズは大きくならない。」などと
馬鹿げた事を言う人が居ますが、真赤な大ウソです。
成犬ならカロリー過多でも太るだけですが、子犬は違います。
子犬は骨格から目に見えて大きくなります。当然すぎる話です。

さらに厄介な事に、こういう人はプードルの理想体型をご存知ありません。
犬が太っているのに、飼い主にその認識がまったく有りません。
プードル種がウエルシュコーギーのような
(バウムクーヘンのようなズン胴)にでもならない限り、
ご自分の愛犬が太っていると認識できないので大変困った飼い主です。
プードル種は肋骨が手にあたって当然、あたり具合が問題なのですが
飼い主の中には「肋骨が手にあたるから痩せている」という人もいる始末。
もう、私達はお手上げです。そう思い込んでいる方にはあえて何も申しません。
可哀想ですが飼い主様の所有犬なので、お任せするほか有りません。

他罰的思考の方はご自分の思い込みによるいい加減な育て方を棚上げして
「ブリーダーに騙された」とおっしゃいますし、平衡のとれた考えができる方は
「この子が持って生まれた遺伝子」だとおっしゃいます。
後者はそうである可能性も有りますが、そうでないかも知れません。
殆どの子犬を規定サイズにおさまるように育てあげてきた私達ブリーダーは
「犬は人間が作っていくもの」だと確信しているからです。

子犬時代は食べられるだけ与えなさい、、などど時代錯誤な指導をする
化石みたいな獣医もいます。
フードが「飼料」扱いだった頃、量を食べなければ必要カロリーが
摂取出来なかった【ふた昔も前】ならそうだったかもしれませんが
今はドッグフードは飛躍的に進化し、
一日わずか10gで必要カロリーが充分摂れるフードもたくさんあります。

飼い主様の中にはフードを未だ「飼料」扱いする獣医の指導のもと、
市販の高栄養フードをたっぷり与え混んで犬を激太りさせ
膝蓋骨をダメにしてしまう方が少なからずいらっしゃいます。

当ケネルに里帰りしてくださる方で、「ウチの子は太っていない」と
おっしゃいますが、実際は太っているプードルがたくさんいます。
飼い主様の感覚そのものが大きくズレているんです。
プードルの理想体型はお迎え時にお示しします。ブレないようにお願いします。


信じられない話をもうひとつ。
ティーカップサイズと言われて買った子犬なので
どんな育て方をしても小さくおさまるはずだ。
生まれつき小さな遺伝子を持っているから。
知人ブリーダーがお客様に言われて椅子から転げ落ちるほどビックリしたそうです。
小さな遺伝子って何ですか?

私達は 確率 可能性 についてはお話できます。
母方は代々小さいです、この子の両親も小さいです、、
なので、大きくならない(小さく仕上がる)かも知れませんね、
でも犬は隔世遺伝だとも言われますから、
祖父母のチャンピオン血統が強く出る可能性も有ります。
その場合、チャンピオン犬はトイサイズですから、
子犬が将来大きくなる可能性も当然出てきます。
・・・ 私はどなた様にも必ず、このようにお話しています。

いずれにせよ、私達は人間で神ではないので子犬の将来サイズは断定できません。
PRA等、遺伝性疾患を引き起こす遺伝子と違い、小さくなる遺伝子など
発見されてもいません。人間の子供が両親に似たとして、どの遺伝子が
どのように関与したか、解明されていないのと同じです。(遺伝病以外で)

それが嫌だと感じるなら、もう今以上には成長しない成犬を迎えるか
将来サイズを断定して保障してくれる神のようなブリーダーからお迎えください。
当ケネルはプ-ドルに小ささだけを求める方はお断りします。

こちら もお読み頂けましたら嬉しいです。


以下は蛇足です。
競馬界に友人知人が多いですが、将来ジョッキーを目指す子供達は
小学校時代から給食を食べず(その間トレーニングをする)、
競馬学校に入るため(在学中も)体重は44キロ以下を保つように努力しています。
知り合いのジョッキーは背が高いですが、51キロをキープしているそうです。
どのような方法で? 食事コントロールだけ、だそうです。

では、何十年も食事コントロールをした人のその後はどうでしょう?
60代、70代の方も知っていますが、皆さん不健康どころか、好き放題食べて
飲んでいる人達のような生活習慣病も無く、とても健康で健やかにお過ごしです。
適正量の食事がいかに大切であるか、人間も犬も同じです。

ご愛犬には適正量の食事を与え、一日も長く元気でいてほしいですね。


この記事は2011年2月に作成しました。

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