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要求泣き


お迎え後しばらくはサークルの中で静かにしてくれていたのに
数日経って慣れてきたら激しく要求泣きをするようになった
このようなご相談を受けます。

環境が激変して泣くのは健全な子犬ならある意味当たり前かな、と思います。
子犬には感情があり、快と不快、不安や安心の識別ができるのですから。
わが家でも生まれてからずっと一緒だったママわんやきょうだい達と離し、
1ケージ1頭に分けた日は一日中、ピーピー泣かれます。
2~3日は最低限のお世話(お食事と排泄)以外はどんなにグズっても
心を鬼にして“放置”です。
3日もすれば泣いても要求が通らない事を子犬なりに学習します。
4日目からは殆どの子は泣かなくなります。
※中には離した直後から全く泣かない超 X 超おとなしい子もいますし、
 先々も全く要求泣きしない子もたくさんいます。
 個人の主観ですが、頭が良く感性豊かで人間大好きな子ほど
 環境が激変した直後に甘えて泣く傾向にあります。
※子犬をお探しの方の中には「全く泣かない静かな子」を希望される方が
 たまにいらっしゃいますが、それならロボット犬がお勧めですよ

※ただし・・・
 お食事の時間をおとなしく待っているのはまだ無理です。
 まれにお食事の順番を静かに待てる子がいますが、そんな子はとても少ないです。
 奥のサークルからお食事が配られ始めたら、入口付近のサークルに入っている
 ぷーちゃんは「早く食べたいよ、アンアン」と泣きます。
 これを“要求泣き”と言うには厳しすぎ、過酷すぎです。
 以前に「要求泣きが止むまで食事を与えません。泣き止まなければ一食抜いても
 いいですか?」と言われて、腰を抜かすほどびっくりした事がありました。
 お渡しするサイズの子犬は一食抜くと死ぬかもしれませんから!!!
 生後2~3か月の子犬が、早くご飯が食べたくてアンアン言うのは本能です。
 体調不良を起こさず、ご機嫌よく食べてくれる有難さに感謝したいくらいで、
 これを“要求泣き”だと言わないであげてほしいと思います。
 人間の赤ちゃんもお腹が空けば見境なく大声で泣いて空腹を訴えます。
 それと同じです。躾けは別の機会を捉えてお願いします。

当ケネルでは朝のお食事前後の15分、正午前後の15分、3時前後の15分
最後に夕食前後の15分をプレイタイムに充てています。
天候や温度によってお外で遊んだり、室内で遊んだりします。
遊ぶ時間では無いのに私の姿を見て「アンアン」泣く子は無視します。
無視=躾け、です。
無視し続けていると“泣いても要求が通らない”ことを子犬は学びます。
規則正しい生活を送っていれば幼いながらに、そろそろ(サークルから)
出してもらえる時間がわかるようになります。出してもらえる時間でも
誰か1頭でもフライングして泣き始めたら、全員出してもらえません。
誰かが泣き始めたら私は「あっ」と大きく叫んで、そのまま部屋を出ます。
遊べる時間以外にも何度も用無く子犬室に入っては、そのつど様子を見ます。
子犬達は起き上がって黙って(静かに)私の様子を目で追っています。
遊べる時間でなければそのまま黙って子犬室を出ます。
これを毎日繰り返すと私が子犬室に入っても(子犬は)泣かなくなります。
こういうふうに育てていくと子犬ながら人間が求めている事を察知します。
おとなしくしていれば楽しい遊びが始まるが、泣けば「あっ」と叫んで
無視して出て行ってしまう=遊びが始まらない、と理解するのです。

このようにお話しますと「貴ケネルでの躾け方法は解った。
では、わが家はどうしたらいいですか?」と聞かれる事があります。
・・・が、それは解りません。ご家庭のライフスタイルが解りませんので。
私がお話することはあくまでも躾けの方向性であり、それぞれのご家庭に
合わせて応用して頂く事が大事です。
いろんな本やサイトには様々な方法が書かれていますが“正解”はありません。
子犬育ての“正解”は試行錯誤の後にご自身で見つけて頂くものだと思います。

話は戻りますが、
新しいおうちに行って、しばらくおとなしくしていたら出してもらえた。
遊んでもらって、抱っこしてもらって(子犬は)すごく楽しくて嬉しくて
もっともっと遊んでもらいたい、もっと抱っこされたい、と願うでしょう。
それで、とりあえず人が来たら泣いてみる、姿が見えたらアンアン言って
呼んでみる・・・子犬は・・・子犬なりに考えて、
いろいろ試しているんですね。どうすれば自分の要求が通るかを。。。
もちろん、子犬の要求に負けてはダメです。
プードルの子犬はとても頭が良いので、自分に都合の良い事は
たった1回で覚えますが、不都合な事(やりたくない事)は解っていても
知らんぷりをします。油断すると人間が振り回されてしまうんですよ。

お迎え後の要求泣きは家族の躾け(態度)が一貫している限り、
数日で止みます。泣いても要求が通らない事を学びますし、
家族の生活サイクルに馴染みます。
この時間帯に泣いても要求が通らない、この時間帯は遊んでもらえる、
・・・というふうに。

新しい家族との絆はお互いの理解から始まります。
人間も子犬の気持ちがわかり、子犬もご家族のリズムを理解して
少しづつ本当の家族になっていくのだと思います。

最後に・・・
どんな躾けにも根気と愛情が不可欠ですが、私はそれに信頼を加えたいと
思います。飼い主様との間に信頼関係があれば躾けの失敗はありません。
どうぞ宜しくお願いします。


この記事は2013年に作成しました。

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本領発揮でしょうか?


ご契約時には子犬が入ったサークルの前で、
契約内容や補償、保険、育て方などを約90分お話します。

初めて入る部屋(サークル)や初めて見るケネル外の人間に驚き、
そわそわしたり、緊張していた子犬ちゃんも
お話が始まるとケージ内でひとり遊びを始めたり、
ベッドでゴロゴロしたり、そのうち寝てしまったりで静かになります。
初対面の飼い主様の前で嬉しすぎて しばし興奮したとしても
これは正常で健全な反応)、少し経てばどの子も落ち着きます。

そんな子犬の様子を見て、飼い主様は安心なさるわけですが、
お迎え後に時々、「吠えるようになった。」との相談が寄せられます。
この様な時、飼い主様が一番よくお使いになる言葉が ・・・
本領発揮 してきました。

えっ   それって、ちょっと違いませんか

「本領発揮」 とは ・・・
物事がその特性や力を十分に働かせている様子。
普段は隠し通している能力、本性を いかん無く出す事。
で、ここで言う 「本性」 とは?
本来もっている性質。生まれながらの性質。

う~ん、やっぱり、ニュアンスが かなり違いますねぇ
飼い主様は「お迎え時や、わが家に来て暫くは本性を出さずに
ネコをかぶっていたが、少し慣れてくると本来の性質が出た。」
・・・ このようにおっしゃりたいのでしょうか?

つまり、子犬は元々、無駄に吠える子だったと
いやいや、その解釈は全然違います。

子犬であっても、
お迎えして数日(時に数時間)であっても
プードルの頭の良さをナメで掛かってはいけません。

賢いプードルは自分に都合の良い事(泣いたら抱っこして貰えた等)は
たった1度でしっかり覚えます。そしていつまでも忘れません。
が、その逆で自分に都合の悪い事は知っていてもやりません。

この聡明さ(悪く言えばズル賢さ)に翻弄される飼い主様が多いのです。
さらに詳しく書くと、子犬は新しいお家に着いた時から
新しい群れ(子犬にとって家族は群れです)の中で、
自分の立ち位置を探ろうとします。どれくらい泣けば誰が来るのか?
どういう事をしたら叱られるのか?
いろんな行動を繰り返しやってみて周囲の反応を探っています。
たとえば要求泣きを例にあげると、
実家(ケネル)ではこういう時はどんなに泣いてもダメだった、とか
(お引渡し時にお伝えしますが)ある程度の生活習慣は備わっています。
その中には子犬の意に反する事もあります。子犬は新しいお家で
どう行動すればどんな結果になるのかを敏感に感じ取り、学習します。
「最初が肝心」とお伝えするのは、このような理由からです。

当ケネルでは離乳が完了すれば、
1頭1頭 60cmX 90cmの個室をあてがいます。
皆で遊ぶパブリックタイムとひとりで静かに過ごす時間をメリハリ付けて
キッチリ区別し、ひとり時間は静かに過ごすように躾けています。
遊びや食事が終わり、「静かにしなければならない時間が始まる。」と
教える意味で、サークル(天井以外)の4面を布で囲い、視界を遮ります。
こうする事で子犬達は「視界が遮られたら どんなに泣いても、
もう外に出してもらえない。」ことを学習しています。
(この時期の子犬に声符(声による躾け)は不可能)

こうして子犬達はケネルでの集団生活タイムスケジュールを学びます。
食事時間をランダムに設定しているとはいえ、
このような概ね規則正しい生活を子犬達は過ごして来ました。

新しいお家ではお家ごとのタイムスケジュールが有ると思います。
その生活サイクルを子犬が身につけるまでは、戸惑って泣いたり、
ワケが解らず、興奮するかも知れません。
例えば、土曜日の朝一番にお迎えに来てくださって
土日はご家族が入れ替わり立ち代わり様子を見に来てくれたのに
月曜になった途端、いきなり静かな部屋でお留守番が始まる。
子犬はワケが解らず、不安になって泣くかも知れません。
人間から見た「無駄泣き」も子犬にとってはちっとも無駄では無いのです。
飼い主様には無意味でも、子犬にはちゃんとした理由があります。
日中誰も居ない時間が毎日続く事に慣れれば、賢いプードルは
すぐに覚えて、無駄に泣かなくなります。このように、
子犬には新しいお家の生活リズムを理解するまでの時間が必要です。

訓練士に言われた言葉を借りますと、
私達ブリーダーは「基本を教え込むのが仕事」だそうです。
例えばトイレについては
◆排泄は排泄しても良い場所でする。それはペットシーツ。
新しいお家で排泄して良い場所(ペットシーツが有る場所)、
排泄してはいけない場所を教えるのは飼い主様です。
同様に、「静かにしなければならない事」を教えるのはブリーダーですが
「それがいつなのか?」を躾けるのは飼い主様です。

子犬が急に泣き始める原因は新しいお家の環境の中にあります。
何かの音や気配が子犬のスイッチに連動しているのでしょう。
それが何なのか、離れて暮らす私達にはわかりません。
以前、このような例がありました。
◆毎朝、5時過ぎになると必ず泣き始めて、睡眠不足です。
子犬が泣き始める時間に炊飯器のスイッチが入る設定で
炊飯が始まる事を子犬が家族に教えていた。
◆似た例ですが、早朝出勤の隣人が玄関ドアのカギを開けた。
◆毎朝同じ時間に家の前を通るバイクや自転車の音。
◆夜明けが近づくと啼き始めるカラスやスズメに。
・・・ などなど、人間の6倍、32方向まで聴き分ける犬の聴力を
軽視せず、何がこの子のストレスになっているのだろう、と
想像してあげるのはいかがですか?


かと言って、無駄吠え「し放題なまま放置」は良くありません。
人間がひたすらガマンを続けても、子犬には伝わりません。
当ケネルでは、要求泣きには次のようにして躾けています。
子犬を叱る時は叱られる理由がハッキリしている事が必須条件です。
飼い主には無駄に聞こえても、子犬には泣く正当な理由が有るので。
① ドスのきいた低い声で、子犬が泣き始めた瞬間(ほぼ同時)に叱る。
若いスタッフも「どりゃ 」、とか「おりゃ」、とか言ってますよ。
短くド迫力のある声が効果的だそうです。
② 私はもっぱらこちらですが、小さなペットボトルに砂利を数粒入れ
サークルに向かって投げます。私達はこれを「天罰」と呼んでいますが、
子犬が誰から叱られたのか解らない所がミソです。タイミングは①と同じ、
要求泣きを始めた途端に間髪を入れず投げます。


私達は訓練士の指導の下、基本的な躾けは施してお譲りしています。
ですから、興奮して意味もなく泣き続ける事は無いと思います。
契約前に送信しました「子犬の育て方」マニュアル 貼付URLにも
躾けのコツが幾つか紹介されています。
人間の子育て同様、「正解」はありませんが、ご家庭に合う方法を
いくつか選んで試して頂ければと思います。
また「Yahoo知恵袋」イヌ カテゴリーには同様の経験をなさった
一般の飼い主様からの投稿がたくさんあり、とても参考になります。
私達もたまにですが、飼い主様達の質疑投稿を読みます。

それでもなかなか収まらないようでしたら、躾けの専門家に来て頂き、
実際に犬を取り巻く生活環境を見てもらってアドバイスを受けるのが
良いと思います。どの子も良い子に育ってくれますように

お迎え後に泣き始めるご相談で一番多い原因は
就学前の小さなお子様が子犬に構いすぎたり、
興奮させてしまう事です。当ケネルは静かな環境で子犬を
育成しておりますので(スタッフが走るのを禁止するほど
落ち着いた環境
を醸成しています。)
お子様がはしゃぎすぎたり、一緒に遊びすぎたりする場合は
お子様に注意して頂く以外に手段はございません。
子犬は遊びたい盛りですから、興奮質に育ててしまうと
将来、手に負えなくなります。



この記事は2019年に作成しました。

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コロコロうんち


当ケネルの子犬ちゃんは離乳食を食べ始めて以来、
動画のようなウンチしか、出たことがありません。

お迎え時の子犬説明では飼い主の皆様に
「軟便に注意してください。」と、お願いしますが
軟便とはどういうものか?を説明しておきたいと思います。

動画をご覧ください。



ペットシーツの上をコロコロ転がり、
跡が全くつかない便が最も良い状態です。
量は女性の小指大(長さも太さも)が1回に1~2本。
1日合計、4~5本する子が多いです。(個体差があります。)

便の水分が吸収された結果、ペットシーツに跡が残る
または、ティッシュで(便を)取ったらベッタリ跡が残るようでは
当ケネルでは【立派な軟便】です。
軟便が2回続いたら、元気や食欲があっても
必ず動物病院に行き、検便をお願いしてください。
※ケチャプやマヨネーズ状は病的な下痢。水様便の一歩手前です。

子犬が軟便になる理由は様々で、放置すると最悪、
死に至る可能性も有ります。
時々、「様子を見ていた。」とおっしゃる飼い主様に遭遇しますが
【様子見】とはブリーダーに言わせれば【放置】です。
私達はどんな小さな変化でも、絶対に様子見=放置しません。

くれぐれも油断せず、大切にお育て頂けたらと願います。


この記事は2017年に7月に作成しました。

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節約して良い事・悪い事


子犬を初めてお迎えになる方にも
現在飼育中、また以前に飼育経験がお有りの方にも
言える事ですが、生き物を迎えるにあたり、
節約して良い事(モノ)、と
節約してはいけない事(モノ)

お金を惜しんではいけない事(モノ)
があります。具体的に書きます。


私が 絶対に必要 だと考えるもの
①動物保険(病気・ケガ)
先の子が使わなかったから(要らない)と仰る方が居られますが
先の子は先の子、この子はこの子、です。
「おたくは動物保険が必要になるよう脆弱な子犬を売るのか?」と
化石のような考え方は時代遅れも甚だしいです。
ご愛犬は家族の一員ですから。

②生体補償特約(当ケネルオリジナルの死亡保険)
気を付けていれば死なない?そんな事はありません。
満1才までの子犬は怖いもの知らずです。落下・誤飲・事故死は
毎年必ず、一定数起こります。飼い主様が共通して仰ることは・・・
「まさか、こんな事が起きるとは想像できなかった。」
不慮の事故とはそういうものです。誰にも予測できません。
だから私たち人間も死亡保険に入りますね。
そもそも動き回る子犬を、室内であっても一時も目を離さず、
危険から遠ざけることなど人間には不可能です。
屋外となれば尚更です。
正常性バイヤス(うちの子に限ってそんな事は起きないだろう)に
惑わされるのはご自由ですが、結果はご自身が負ってください。
厳しい事を言うようですが、不慮の事故で一年以内に死んだ子と
飼い主様のお嘆きを散々見てまいりましたので。

保証期間内であれば、どこのショップ、どのブリーダーも
販売者に起因する死亡は代替え犬などで100%補償します。
しかし、なぜ現実問題として「補償されず」、消費者センターに
トラブル相談が絶えないのでしょう
理由はひとつ。死亡原因が「売り手側にある」ことを
獣医が証明できないからです。一例ですが、豚コレラ・鶏インフル
しかり、獣医が感染源を特定する事は殆ど不可能だからです。
原因不明死を売り手は100%、絶対に補償しません。
だから売買の際は買い手の正常性バイヤスをうまく利用して
実際には「絵に書いたモチ」のような補償に合意させます。
当ケネルは死亡原因(理由)を問いません。
1年という長い期間、飼い主様や子犬に起因する死亡事故も、
原因がはっきりしない病死もすべて補償します。
この特約を設けて以来、お付けにならない方は殆ど居られず
代替え犬をお受け取りになる割合は分譲子犬の1割程度で
すべて、飼い主様と子犬自身に起因する死亡事故でした。


③ペットヒーター
夏(6・7・8月)生まれの子犬を(8・9・10月)頃に
迎えてくださる方の多くは、お迎え時にはまだまだ寒くは無いので
「ヒーターいる???」とおっしゃいます。が、油断大敵です。
夏生まれの子犬達は寒さを知りません。
9月・10月で雨が降るなどして急に昼間や夜間の室温が下がった時
一気に風邪を引きます。昼夜の温度差が10℃以上になると、
お迎えから数か月経った子犬の飼い主様からも「咳をする。」
「鼻水が出る。」と言った相談メールが多く寄せられます。
体温調整がまだまだ未熟な子犬は体温が下がると命に関わります。
ヒーターは健康なプードルが
保温のために必要なのでは有りません。

風邪の引き始め、お腹を壊して下痢気味の時、など
ちょっとした体調の変化が有った時にはペットヒーターによる充分な
保温が出来ないと、坂を転がるように体調(病状)が悪化します。
※逆に、保温さえしっかりできていれば多少の咳や鼻水でも
食欲が落ちず、獣医が処方する弱いお薬でも良く効いて、
すぐに体力が回復します。
寒さは子犬の体から想像以上にたくさんのエネルギーを奪います。
何度も書きますが、保温は子犬の命綱です。
なので、床暖房があっても、エアコンを付けていても
24時間一定温度に保たれるマンションにお住まいでも
犬専用のヒーターは必要なのです。局所暖房が重要です。

母犬の体温(38℃)を維持できない粗悪なヒーターはダメです。
最低5000円ほどのしっかりしたヒーターをご準備ください。
厳しい話をするようですが、たま~に「ウチに有るから」と
おっしゃって、先住犬が使い古した年代物のヒーターを
見せてくださる方が居られますが、繁殖者としては落胆します。
ヒーター分くらい、子犬価格を充分お安くしている積りです。


④食べ慣れたドッグフード
これは当たり前ですね。頭の良いプードルでは「完全拒食」が
たまに起きます。拒食は手の施しようが無く、獣医が点滴をしても
長くて3日持てば良い方で、確実に餓死します。
全責任は食べ慣れたフードを準備しなかった飼い主に有ります。
犬だからどんなドッグフードでも食べるだろう、と安易にお考えの方は
頭の良いプードル種を迎える自覚に欠けている、と敢えて書きます。
※これもたま~にですが、ポイント欲しさにお勧めフードをネットで
買う方が居られます。(ネットで買うと嘘をつかれた経験も有ります。)
私達は現物を見ていないので、本当に買ってくださっただろうか?と
余計な心配をしますが、同じ値段ですから先々もお付き合いが続く
ブリーダーの手から直接受け取ってほしいですね。
わずかなポイント重視の方との良好なお付き合いは難しく感じます。


⑤使い慣れたシャンプー
犬は自分の体から出るニオイに敏感です。
人間にとって良い香りであっても、子犬の為を思って
オーガニック素材を選んでも、嗅ぎ慣れたニオイで無ければ
子犬にとっては非常に大きなストレスになります。
人間でも柔軟剤の香りがニガテな方が居られますから
ヒトの3千倍~1万倍と言われる嗅覚を持つ犬にとって
新しいシャンプーのニオイがどれだけ大きなストレスになるか
想像に難くないと思います。

⑥ブドウ糖
成犬でもドッグランで気の合うお友達を見つけて興奮したり、
楽しく遊びすぎたりで、一時的な低血糖になる事があります。
(私も20代の頃、旅行先で食事も摂らずに4万歩以上歩いて
低血糖になりかけた経験が有ります。)
子犬はしっかりごはんを食べて健康であってもたくさん遊んだり
はしゃぎすぎて低血糖になることがあります。仮にそうなった時
ブドウ糖が無ければ回復しません。酷い低血糖を起こしたら
すぐさま点滴を受けるなど急いで治療を受ける必要がありますが
ブドウ糖があればみるみる回復しますから、必ず備えてください。
必要なければラッキーです。ガムシロップなどではダメですよ。

これら①~⑥は子犬のために最低限必要だと考えますので
当ケネルではすべてご準備しています。



反対に今はまだ、必要無い と思うのは
たくさんのオモチャ、豪華なハウス(サークル・ケージ)、
立派なベッド、リードやお洋服など。
これらにお金を掛けるのはこの先、いくらでもできます。
まずは子犬がストレスなく元気に育つこと、を第一に、
お金の使い道を考えてあげてくださいね。



この記事は2022年10月に作成しました。


 

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甘噛みの躾け


甘噛みについて「歯が生え変わるむず痒さを解消する為に噛む」と言われますが、
まだ目が明いたばかりのハイハイの時期から同胎や母犬を噛む仕草をしますから、
「犬にとって口は手の役目もする」と考えてあげるのが正解かも知れません。

生後2か月の子犬でも、尖った犬歯で本気で噛まれるとかなり痛いです。
靴下やお洋服も破れてしまうほどです。
この時期の本気噛みを「親きょうだいと離す時期が早すぎる」「社会性が育っていない」と
言う方がいらっしゃいますが、それは少し違うように思います。
甘噛みをしてしまって母犬に低い声で威嚇され、きょうだい犬を「キャン」と泣かせ、
自分も「キャン」と言わされる・・・そういうことを毎日毎日繰り返しながら育ってもなお、
生後2カ月くらいの子犬はまだまだ甘噛みも本気噛みもします。
※当ケネルに残留させる子で、かなり長く親きょうだいと一緒に過ごした子犬でも
ある時期まで(遅い子で生後6か月くらいまで)は甘噛みをします。

ブリーダーに求められる躾けとは、食べて寝て排泄してプロレスごっこをするのが仕事の
この時期の子犬が手足やお口で人にじゃれつく行為に対してではなく、
「本気噛み」の瞬間をしっかりとらえて、それを止めさせることです。

つい最近までは鼻先をパチンと弾いたり、マズルをつかむ、手を口に突っ込む、などを
獣医も訓練士も推奨していました。
しかし最近は、甘噛みが起きたらすぐに遊びを中断し、ケージなどに入れる。
部屋からいなくなり、犬の視界から消えてください。「噛むと楽しい遊びが終わっちゃう」
「大好きな飼い主さんがいなくなっちゃう」と思わせましょう。・・・と言われています。

しかしこの方法、(私もやってみましたが)実際にはなかなか難しいです。噛まれてから
抱き上げて、ケージまで運んで、中に入れて・・・その間、子犬はケロッとしていますし
甘噛み(本気噛み)の直後にケージに入れれば、ケージが嫌いになってしまうかも??
(私は食事やおやつのミルクなどケージに入ると良いことがある、と躾けていますので)
また、一番いいのは犬を置き去りにして全員別部屋に行ってしまう事だと言われますが
排泄が安定しない子犬を見張らず、室内に放置するとあちこちにオシッコをされてしまいます。

それで(これが正しいかどうかはわかりませんが)、私は遊びの時にはなるべく必要以上に
子犬の体に触りません。おもちゃのついたロープの引っ張りっこなどを人間主導で行います。
子犬が興奮してきたら遊びは終わり、激しく噛み付きはじめても終わりにします。
子犬にとって私の手は自分をなでる為にあるもの、おいしいご飯をくれたり、だっこしてくれたり
人の手に(自分の)頭を出してみると楽しい事、嬉しい事が起きる、と認識させたいので
子犬に手を噛ませることはしません。(噛む機会を与えません。)

もう少し成長した子犬には噛んだ瞬間に目を見て大げさに声符(ダメ・イタイ)で躾けます。
この時、子犬が興奮状態であれば効果はありません。
ですので、私は遊びでは子犬が興奮し過ぎないように注意しています。

トリミング犬種のプードルにマズルをつかむお仕置きはやめた方が良いでしょう。
トリマーはマズルコントロールで犬をおとなしくさせますが、過去に嫌な思い出があると
鼻先を掴まれた瞬間に犬が暴れて、コマッタちゃんになってしまうかも知れません。

甘噛みについてはたくさんの情報がいろんなサイトで紹介されています。
ご自分やご家族に合った方法で、根気よく躾けてくださいね。


この記事は2012年10月に作成しました。

 

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